質問 | 「緊急対策訓練(デイッチング・ドリル)で急減圧についてどのようなことを記憶していますか?」 |
答え | 「先ず耳が痛くなり、機内に白い『もや』がかかり、酸素マスクが落ちてくる、ベルト着用と禁煙のサインが点灯する、プレレコーデッド・アナウンス(急減圧時には乗員も酸素マスクを着用するため、マイクが使えないので、あらかじめテープに録音されたアナウンス)が客室内に流される」 |
質問 | 「異常に気がついたのは、離陸後どれくらい経ってからでしょうか?」 |
答え | 「離陸後の時間は10分か15分たっていたと思う、異常発生の時刻は6時25分だった。時計を見た」 |
質問 | 「異常が発生した時、気づいた兆候について話してください」 |
答え | 「上の方から『パーン』という音がした。同時に耳が痛くなって、機内が白くなった。あとは、天井の一部が落ちた。同時にプレレコーデッド・アナウンスが流れた。これが話に聞いていた急減圧の状況だと思った」 |
質問 | 「急減圧が起きたとき、客室の『もや』が室内のどちらの方向に流れて行ったかわかりますか?」 |
答え | 「流れるという状況でなく、留まっている状況で、そう長い時間でなく、比較的短い時間で、もや』が消えた」 |
質問 | 「空気がどちらの方向に噴出するように流れるように感じましたか?」 |
答え | 「流れていない」 |
質問 | 「貴女の座っていた席と、天井に穴の開いたところと、パネルが落ちたところを示してください」(この質問は証言の正確さを確認するため写真を示しながら行う質問) |
答え | 「席は56のC、(その他の質問には写真上で指摘)」 |
質問 | 「その他に、機内の構造物で異常に気が付かれたところはありませんか?」 |
答え | 「後部トイレの、上の部分が落ちてなくなり、テントのようなものが見えた」 |
質問 | 「急減圧が起こった後で、その時の音以外の音、雑音の類が聞こえましたか?」 |
答え | 「特にありません」 |